・映画の要約
MERCY/マーシー AI裁判は、AIが司法を完全に担う近未来を舞台にしたアクションスリラー作品です。
この映画、設定の時点でかなり怖いです。
裁判官が人間ではなくAIになり、データだけで判決が下される世界。
物語は、刑事クリスが妻殺しの容疑で拘束されるところから始まります。
しかも有罪確率は97.5%という絶望的な状況。
与えられた時間はわずか90分。
この間に無実を証明できなければ、その場で処刑されます。
AIという絶対的な存在に対して、人間がどう抗うのか。
かなり緊張感の強い設定になっています。
・映画の時間
上映時間は100分。
作中の制限時間は90分です。
・ネタバレ
起:AI裁判の世界
近未来のロサンゼルスでは、司法は完全にAIに置き換えられています。
そのシステムは「マーシー裁判所」と呼ばれています。
その普及に関わっていた刑事クリスが、ある日突然被告になります。
容疑は妻ニコール殺害。
目を覚ました彼に突きつけられたのは、90分以内に無実を証明しろという条件でした。
承:証拠を追う90分
クリスに許された手段は、外部との通話とデータベースの閲覧のみ。
監視カメラや通信履歴などを頼りに、事件の真相を追います。
やがて、妻の不倫や化学薬品の盗難といった情報が浮かび上がります。
容疑者は絞られていきますが、決定的な証拠には至りません。
時間だけが削られていきます。
転:真犯人と歪んだ正義
調査の中で浮かび上がるのが、禁酒セラピーの主催者ロブ。
彼の過去を辿ると、事件の本質が見えてきます。
ロブの兄は、マーシー裁判所の初裁判で死刑になった人物。
しかし実際には無実だった可能性がありました。
その証拠を隠したのはAIではなく、人間だったのです。
結:AIは正しかったのか
最終的にAIはロブを真犯人と断定し、クリスは無罪になります。
有罪確率は0%へ。
ただし問題の本質はそこではありません。
AIは正しく機能していた。
しかし人間が証拠を歪めていた。
この構造が、この映画の一番のポイントです。
・この映画と似ている映画
・マイノリティ・リポート
未来の司法と冤罪をテーマにしたSFスリラー。
・search/サーチ
データから真実を追う構造が近い作品。
・イーグル・アイ
システムに支配される人間を描いた作品。
・この映画を見れるサービス
※配信状況は変更になる可能性があります。
・Amazon Prime Video
・U-NEXT
・YouTube
・総評
この映画、観終わったあとに一番残るのは「AI怖い」ではないです。
むしろ「人間のほうが怖い」と感じます。
AIは最後まで、与えられたデータに基づいて正しく判断していました。
問題は、そのデータを歪めた人間側です。
さらに90分という制限時間がかなり効いています。
観ている側も追い詰められる感覚になります。
AIが暴走する話ではなく、
人間がAIをどう扱うかの話になっているのがポイントです。
観終わったあと、誰かと話したくなるタイプの作品です。
・スタッフキャスト
監督
ティムール・ベクマンベトフ
製作
チャールズ・ローヴェン
出演
クリス・プラット
レベッカ・ファーガソン
ほか